古屋悟司
古屋悟司

人気の花屋「ゲキハナ」を運営。1973年生まれ
2004年順調だった営業マンを辞め、
たった1ヶ月の研修ののち、花屋を開業。
いきなり閑古鳥が鳴くようになり、
背水の陣でネット販売に着手。
売上はうなぎ上りになったが、
数年後、決算書を見るとずっと赤字だった事に愕然とする。
その後、会計を学んだことをきっかけに、
倒産の危機を乗り越え、V字回復に成功。
以降、黒字を継続中。
現在はゲキハナの運営に加えて、
「furuyasatoshi.com」のサイト運営や
管理会計ソフトの販売を通じて、
小さな会社を中

「知る→わかる→やってみる→できる→している」の中で、勉強すればするほど、「知る」だけがでっかくなっちゃうことに気づいて、色々やり直したことがあった話。

ここのところ、面白そうな本がたくさん出版されていて、片っ端から注文。

あれやこれやと乱読しまくりの毎日です(笑)


ここ数年で気づいたことがあったんですけど、

いろんなビジネス書も、「やり方」に関するハウツー的な本と、「あり方」に関するビーイング的な本に分かれます。

そして、下記の図のように、どのセクションについて書かれている本なのか、意識して読むと、自分の知識の棚に納めやすいなと思いました。

モノはマーケティング、ヒトはチームビルディング、カネは会計。中心に軸となる理念があるイメージ。ここに関しては賛否あると思いますが、僕はこんなふうに分けています。


で、その中に、スキル(技量)、ナレッジ(知識)、マインド(精神)とカテゴリー分けできるなぁと。ただ、本を読んでも実行が伴わないと、ナレッジばかり積み上がる結果に。

それも、経験から作られるナレッジではなく、「聞いたことある」「読んだことある」程度のナレッジなので、いわゆる二次情報的なナレッジが積み上がっちゃうんですよね。


実際に、コツコツと実行してみて、起きた出来事に対して、対処したり経験すると、一次情報的なナレッジが積み上がるので、純度が高い気がします。


僕の場合には、倒産の危機や、支払いが滞るという、まさに窮地に追い込まれたり、それを人に助けてもらいながら、なんとか乗り越えてきたというナレッジやスキルが身についたので、それはもう感謝しかないわけで、とてもありがたく思っています。


マーケティングに関しても、あれやこれや試行錯誤して、結果が出たり出なかったり、空振りしたり、炎上したりして、一次情報的なスキルやナレッジが身についた経験もあれば、本でしか読んだことがないナレッジが積み上がっています。


新しいことって誰もが好きで、それに対する本を読むと、わかったような気になってしまう。

そんなセミナーや、本がたくさん出てます。読めば目から鱗だったり、自分がとてもできる人間に思えてしまうから危険だな〜って(笑)


経営や販売に関する勉強を始めると、知らないことがわかるようになってきて、とても楽しいんですよね。知識欲を満たしてくれるから、どんどん新しいものを取りに行きたくなります。

僕もその一人で、セミナーに出まくったり、本を読み漁ったり。


でも、そもそも何のために、それをやっているかと言えば、「自分の会社が、自分の仕事が、より上手くいくようにしたいから」です。


あれこれやってみるうちにわかってきたのは、インプットとアウトプットの分量を間違えると、何も起こらないってこと。

比率的には、インプット2:アウトプット8くらいがちょうどいい。

少なくとも、僕にとってはそれくらいがちょうどいいなと思いました。


実際に、毎日に仕事にどう落とし込むかは、目標設定から始まる実行計画を立てて、それを毎日やり続けていくことなんです。でも、実行が少なくなると、途端に結果が出ない。


もちろん、未来のための実行計画と、今月結果を出すための実行計画のバランスってとても重要。

今月は、未来に対する実行計画が多すぎて、前年比超え楽勝の状態できていたのに、途中から失速してしまった・・・。

まだ数日ありますから、ここは盛り返していくつもりですけど。


セミナーをやる側の僕がいうのもなんですが、セミナーを受けただけでは結果なんて出ないし、むしろ、知識が増えるのと、その知識が増えた満足感だけで、何も起きません。

その満足感に浸っているのは、とてもいい気分だし、結果が出るような気がしちゃいます。


だから、最近はワーク中心で、頭に汗をかいてもらえるようなワークショップを中心に行うようにしています。もちろん僕も、会社にいるときには、ワークしまくりの毎日を送るように心がけてます。

セミナーとかで喋っていると、喋る側もできているような気分になってしまうので、結構これも危険なんですよ(笑)ほんと怖い。


「知る→わかる→やってみる→できる→している」

という流れがありますけど、「知る」だけを満たしていては何も起こらないので、「やってみる」以降の部分をサポートしてくれるセミナーやワークショップがとても少ないと感じています。

せっかくお金払って、セミナー受けるわけですから、ある程度結果が出るセミナーにしたいなと思うんですよね。


「やってみる→できる」を繰り返して行くと、徐々に結果がついてくるということを実感してからは、そこに重点を置いて、毎日の仕事に盛り込んでいます。


面白いのが、11月の目標や、実行計画を立てようと思うと、10月中にやっておかなければならない事柄が出てきます。来年の目標や実行計画を立てようと思うと、今年中にやっておかなければならないことが出てきます。

結局は、段取り8割と言われるように、準備がめちゃくちゃ大事で、準備が整っていると、結果もついてくるという。ごくごく当たり前のことなんでしょうけど、ものすごく実感しています。


10月17日(火)東京で1dayワークショップを行います。

値引きなし!ポイントなし!広告なし!でも、売っていく力をつけるためのワークショップ。

結果を出すために段取りを組む1日。「やってみる」が足りてないな・・・。という方向けです!


古屋悟司の気づきと備忘録

古屋悟司の気づきと備忘録

管理会計とマーケティング。 商売している目線で見た気づきを共有します。

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