お客さんのためにヒマを作る。そのために、8月の半分以上を休みにして「LTVスカウター」を作っています。

8月の園芸屋はヒマ。

「だったら休みにしてしまえ!」ということで、8月の3分の2を休みにしてしまった。

はたから見たら、思いっきった休みの取り方なんだけど、実はそれには理由があって。

やりたい仕事をやるために、通常業務を完全に休みにしてしまった。


何がしたいかというと、受注業務の自動化と、管理会計の徹底。この2つ。

うちの会社は3人で成り立っていて、販売促進、受注、経理とそれぞれの人が、やるべきことをある程度分けていて、各自がそれぞれの仕事が少しずつできるような仕組み。

でも、誰かが休むと、その業務は止まってしまうので、「風邪を引くんじゃねぇ」という、ちょっと体育会系な一面もある(笑)


風邪を引いて休むのも、旅行に行って休むのも、その数日間は誰かがいなくなるわけで、同じ休みは休み。であれば、旅行に行って休んだ方が楽しい。

せっかくだから、旅行に行って休めるようにしたいよねーということで、8月の業務を休むことにした。(遊ぶために休みにしたわけではないんだけどね)


休みにした目的の一つが、管理会計の徹底。でもそれをやるためには、財務会計(いわゆる帳簿付けや領収書の整理や請求書の処理)を自社でやることを辞める。これを実現したかった。

AIが出てきて、そういうものはいずれ辞めても大丈夫になるんだろうけれど、まだちょっと早い。だから、丸投げできるような環境を作って、経理の仕事は、全て管理会計に費やせるようにしたかったわけ。


で、管理会計って何やるの?というと、そんなに難しいことじゃない。

早い話が、

「今日は儲かっているのか?」

「この商品は儲かるのか?」

「現段階で、損益分岐点まであといくら売ればいいのか?」

を基準にして、今まで肌感覚でやっていたことを、全て数字で見える化できるようにしたかった。


経理業務は、「会社にとっての、暗闇を照らすヘッドライトの役割を担う役割であるべき」というのが僕の持論で、それをきちんと実現するために、通常の財務会計業務をゼロにする段取りを、この8月でやってしまおうというわけ。


で、これができるようになると、

「Aの商品、20%引きにして10万円の広告かけようと思うんだけど、どう思う?」と聞くと

「社長、その場合、140個売れるとペイできるラインですけど、そこまで売れるなら大丈夫ですよ!」

みたいな会話が社内で可能になる。


そこに、もう一つ、新しい仕組みを今作っていて、名付けて「LTVスカウター」。


ある商品の商品コードを入力すると、「その商品を購入した人の何%がBという商品を買い、その後、Cという商品を何%の人が購入している。」というような数値が出てくるというソフト。

これは自社サーバーに入っている、10年以上蓄積した全データを使って読み込みに行くという仕組み。

ここに、限界利益という概念を持たせることで、「どの商品がリピーターさんを生み出しているのか」、「どの商品を購入してくれた人が、会社に利益をもたらしてくれるのか」が一発でわかるという優れもの。


ここが、特に楽天の場合には全く見えてこないので、見える化できるようになると、どんな店舗運営をすれば右肩上がりに伸びて行ってくれるのかが一目瞭然になるという、夢のようなプログラム。

で、これを経理担当者が駆使することで、会社全体での販売促進に関して、何をどのように進めて行ったら良いかが見えるので、戦略的な経理業務が可能になるわけ。


もちろん、出てきた結果をなぞっているだけでは、お客さんも飽きが出てくるはずなので、傾向と対策的に使用して、いずれは他のお店でも使えるようなソフトに仕上げていきたいと思っています。


分析業務やルーティンと呼ばれる雑務に近い内容の仕事をするために、人は働いているのではなく、もっとクリエイティブな考える仕事をしたいはずだし、むしろ、みんなで話して考えて、何をしたらお客さんが喜んでくれるのかをもっと考えたい。

そして、お客さんからのお問い合わせとか、電話やメールでの会話をもっと大切にするためには、「手が空く時間」もっと言うと「ヒマな時間をどうやって作り出すか」がめちゃくちゃ大事だなと思っています。


日々の売り上げ作りに追われるような仕事をしていると、どうしてもヒマを作れなくなるし、社員をコマとして使わざるを得ない状況が出てきてしまう。

コマ社員とクリエイティブ社員が会社に同居していると、どうしても壁ができてしまう。


昔の僕の会社は壁しかなかった。だからこそ、みんなが活躍できる場を提供したい。ヒマをどうやって作るか、そればかりを考えています。


ヒマを作るためには利益が必要で、それはある一定以上の利益がもたらされないと、会社の継続が難しくなる。だからこそ、楽しく売ることも大事だけど、むしろ、楽しく考えられるゆとりをもたらすために、管理会計で利益を創出することが、中小企業でも大事になってきているよなぁと思っています。



その一歩目が、価格競争から抜け出して、利益の見える化をどんどん進めることではないかな。

なんてことを思って、コマースデザインの坂もっちゃんとセミナーをやります。

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