古屋悟司

人気の花屋「ゲキハナ」を運営。1973年生まれ
2004年順調だった営業マンを辞め、
たった1ヶ月の研修ののち、花屋を開業。
いきなり閑古鳥が鳴くようになり、
背水の陣でネット販売に着手。
売上はうなぎ上りになったが、
数年後、決算書を見るとずっと赤字だった事に愕然とする。
その後、会計を学んだことをきっかけに、
倒産の危機を乗り越え、V字回復に成功。
以降、黒字を継続中。
現在はゲキハナの運営に加えて、
「furuyasatoshi.com」のサイト運営や
管理会計ソフトの販売を通じて、
小さな会社を中

大切に長く使う方が得か?どんどん買い替えた方が得か?難しい問題だ。

「リセールバリュー」とか、「買い替えはそもそも得なのか?」とか、色々考えるところはあるけれど、久しぶりにヤフオクを使って、買い替えたカメラやパソコンを出品してみました。

もともと僕のネット販売のルーツって、ヤフオクが原点で、もう13年くらい昔になるけど、花で月商200万円ぐらい売り上げてました。

なので、メルカリよりもヤフオクの方が好きだったりします。


リセールバリューの良い商品を使えば、買い替えの時に高く売れるので、計算すればわかるけど、リースとして考えた際は、毎月が安い金額でその商品を使っていることと同じ感覚。

もちろん、一つのものを大切に使うことって大事なので、同じものを10年20年と使い続けることは否定していません。むしろ肯定。僕のお気に入りのGジャンは、すでに20年ものの大切な宝物となっているくらいです。

ただ、仕事で使うもので、日進月歩で性能がどんどん良くなるものに関しては、やっぱりどんどんよりよくしたいと思っています。


資産家さんとかお金持ちの方になると、フェラーリとか土地とかを同じ感覚で購入するそうで、桁がいくつも違うのでビビります。でも、購入価格よりも高値で売れることも多いそうで、お金がどんどん増えちゃうという、錬金術みたいなことを素で行なっているので、単純にすげーなって思います。


ではでは、今日の本題。

2015年に購入の使い込んだカメラ。購入時の価格は154,000円。

ヤフオクに出しましたところ、現在の価格が54,000円。

もしも、このままの価格で落札されれば、10万円の目減りをしたという感じです。

これを目減りと捉えるか、3年間、毎月リースしていたかと考えるのでは、考え方が随分と変わるんじゃないかなと思うんですね〜。

購入したのが2014年5月でしたので、3年と3ヶ月お世話になったカメラです。

月数でいうと39ヶ月。


10万円で39ヶ月使ったわけですから、10万円÷39ヶ月=2,564円

1日あたり84円で使えていたという計算もできますよね。


また、このカメラで3年間写真を撮って、商売をさせていただいていたわけなので、

考え方としては、15万円の投資で数億円の売り上げが作れたとも言えます。

もちろん、写真撮るだけで売り上げが上がるわけではないので、一概には言えませんが。


ちなみにレンタルするとこれぐらいの値段になるそうです。

1週間で2万円なので、1日あたり2,857円です。

単純に1日84円と比べるのではなく、カメラを何日に一度使用するか。つまり、使用頻度で比べた方が、たぶん正しい答えが出てくると思います。


購入84円/日

レンタル2,857円/日


なので、レンタル÷購入で計算すると34。


ま、月に1度写真撮るか撮らないか程度れあれば、借りた方が得みたいな結果が出ちゃいました。


僕の場合はかなりの頻度で写真を撮るので、借りるよりも買った方が得なはずだし、どんどん買い替えて古いカメラは売ってしまった方が得だったりします。

反対に、大きな車、例えばハイエースみたいなワンボックスカーやトラックは、たまに必要になるので、その都度レンタルしています。


例えば、iphoneなんかは、2年縛りとかあるので、docomoとかで買うと、新機種が出ても買い替えしづらい。なので、AppleでSIMフリーの端末を買ってしまって、モデルチェンジのたびに買い換えて、古い方をヤフオクで売ると、月額の割賦額と同じくらいの値段で使っていたのと大体同じになります。(さらに格安SIMを使うとそれ以下になる場合も!)

モデルチェンジのたびにカメラがどんどん良くなるので、「カメラを買い換える感じで買い替えした方が得だよ」と、友達に教えてもらいました。


リセールバリューの良いものは、どんどん新しくした方が得なんだけど、リセールバリューがあまり良くない業務用のデスクトップパソコンなんかは、その限りではないですね。

買い替え時の設定とか、引っ越し作業とか、ダンボール捨てる手間とか(ダンボールの回収日が少ないんだよここはw)、古いパソコンの処分とか面倒です。

なので、画像加工とか重たい作業をするわけではないので、安いパソコンを数年使って、そして買い換えるというサイクルで回しています。


ちなみに、決算書上の減価償却は「30万円未満であれば、年間300万円までは即時償却」とのことなので、パソコン買っても資産計上されなくて済むし、すぐに経費で落とせるのでややこしくなくて済みます。会社が黒字の時なら、法人税は税引前純利益の40%なので、40%引きで購入できるのと同じってことです。

購入金額の60%が経費計上できるわけですから。


道具はどんどん買い換えようって話ではなくて、常に新しくしていきたいモノは、リセールバリューが高いモノを、どんどん新しくしていくと、実は、日額で考えると結構安く使えているのかもなーという仮説でした。


なので、スタッフさんたちも新しい道具は喜びますし、どんどん楽に使えるようになっているので、会社としてはありかな?と思いました。

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