おれがやれば「それは無料」って思って奉仕していた話
14年前、住宅街のはしっこに、小さな花屋がオープン。看板だけやたらとでっかいお店。それがゲキハナの始まり。
ちなみに、看板屋さんから、未だ請求が来ないので、看板代をまだ払ってない。14年待っているけど、まだ請求書が来ないんだよね。どうしちゃったんだろう・・・。
で、オープン当初の僕がこんな(笑)
わっかいね!髪黒いね!!てか爽やか(笑)
で、こんなしょっぱいお店をやっておりました。
この頃は、給料なんてもらえないくらい売上もまったくなく、
レジからお金を抜いては、それで飯を食うという生活を送っておりました。
基本的に、パートさんもお願いしてましたが、声が小さいという理由で解雇。(今考えると、スゲー理由だ・・・。多分、訴えられますねw)
1人で細々とやっておりました。日商1万円とか2万円。3万円行くとガッツポーズしてまして、冬の寒い時と、夏の暑いときは、売り上げゼロの日も結構ありました。
まぁ、貧乏ヒマなしと言いましょうか、1個58円とかで花苗を売っていたので、平均客単価300円くらい。1000円も出してくれるお客さんは神様でしたね。
売上が無いので、とにかく休まないをモットーとして、元旦だけは休んで、それ以外はお店を開けてました。
お店を開けているからと言って、お客さんが来るわけでもなく、1人でも来てくれたらラッキー!売り上げになるじゃん!と思ってました。30代前半だったこともあり、体はしんどかったですが、なんとかかんとかやってました。
となると、僕の給与はほぼゼロですので、時給換算すると、300円にも満たないと思います。
朝10時から夜19時までお店は開けてました。
今考えれば、定休日があっても良かったんじゃないかと思いますが、家賃が10万円だったので、それが払えないと辛い訳です。とにかく1000円でも2000円でも、売り上げを作らねばと言った感じです。
主食はカップラーメン(130円)でした。
お湯を注ぐとなぜかお客さんが来るという、変な呪いがかかってまして、30分接客して戻ってくると「汁がねぇ・・・。」ということも良くありました。
唯一のライフラインであるカップラーメンが、とろける味わいに変化しちゃっていたんですが、30分接客して、780円売り上げたほうが、僕は嬉しかったなぁ。
それでね。今日の本題にはいりますけども。
当時思っていたのは、「僕が動く分には無料」って思ってたんですよね。僕がお店を開ければ無料。パートさんを雇って、お店を開けてもらえば有料。
とにかく節約に次ぐ節約で、いわゆる経費ってやつはゼロにしたかった。限りなくゼロにしたかったんですよ。家賃が払えなくなっちゃうから。
だから、自分の給料を削ってでも、お店を継続せにゃならんと思っていたわけです。
法人なのにね、自分の給料が決められないの。だって、お金が入ってこないんだもん。
そんな不安定な中、給料は決められないから、とりあえず、帳簿には10万円と言う適当な数字を税理士さんにぶっこんでもらって、実質給料が出ない生活(レジから金を抜き取るという生活ともいう)を1年くらい送っていました。
これ、会計的に解決しようと思っても、どーにもなりません。
削るもの削って、残りカスで家賃払ったらマイナス。いくら借金したかな。当時200万くらい親から借りたかな。
未だに、返せと言われるけど、現物支給でそれ以上は渡しているんですけどね(笑)
うちの母親、あと100万返せとか言うんですけど、もう払い終わってると思うんですけど。。
でね、自分が動けば無料って、一番ヤバいやつだと今ならわかるんですよね。
そもそも、自分に値付けしていないってことですから、「はい。ラッピング無料でやります!」「はい!植木植えこむの無料でやります!」みたいなもんで、僕が動けば無料ってやつですから、そりゃ対価ってものは発生していないわけですよ。
そうなってくると、負のスパイラル。
そういうもんだと思ったお客さんは、無料でお願いしてくるし、もちろん、お客さんとしては、僕がカップラーメンしか食べてない事なんて知らないし、家賃が今月払えるかどうかなんて知らないわけです。
むしろ、儲かってるでしょ?くらいに思っていると思うんですよね。
日本の企業の70%は赤字と言う時代なんですけど、そのことを知っている人なんてほとんどいないわけです。
だから、自分の給料を一番高くして、ここをちゃんとクリアしようっていう計画を立てて、目標に向けて動かなきゃいけないんだけど、何をすればよいかわからなかったというのが本音。
どんな本を読めばいいかもわからなかったし、入会していた商店会の人達が教えてくれるわけでもなかったし。
経営って、誰かが教えてくれるかっていうと、こっちで待っていても、誰も教えてくれないですからね。
やっと、食えるようになったのはつい最近の事ですから(紆余曲折ありましたけど)。
そもそも、当時はどうやったらお客さんが来てくれるのかすら、わからなかったわけで、ポスティングしてみたり、新聞折り込みのチラシ入れてみたり、そんなことをやってみました。そのすべてが「安くしますから来てください」と言うふれこみ。
そして、ポイントカードを作って、ハンコが溜まったら値引き。これも安売り。
安売り以外に、世の中の自分が見える範囲で行われている事が無かったです。はい。
だから、どんどん安くしてみたら、どんどんジリ貧になってきちゃって、お金なくなっちゃって借金した。
そんな状況下で、自分に高い給料を課して、目標立てて頑張るったって、どうやって頑張ればいいかわからないわけですよ。何を行動していいかわからない。
もしそんな状況下で、上手くいってそうな人に「値引きだよ値引き♡」って言われたら、値引きしちゃいますもんね?
藁をもすがる思いでしたから。
営業マン時代は、会社が用意してくれた道具で、会社が用意してくれた売り方で、あんなにたくさん売れたのに、今は58円税込の花が売れないって、嘆いていたわけです。
安売り意外に方法を知らなかった。
安売り以外の方法に出会わなかった。
だから、色んなお金を削って、自分まで無料にしちゃった。
いかん、いかんのですよこれ。
やり方知って、やっと気付けました。
8月17日に、利益を最大化するための計画。何すりゃいいの?っていう計画を作るワークショップやります。今日はそのステマでした(笑)
限定5名。僕一人で担当できるのは5人が精いっぱいなんで。
それから、価格競争から抜けたい!!と思っている方がいたら、このセミナー来てください!8月30日にちょっと面白いことやります!あ、このステマも見て!(まだ準備中だけど)
No Challenge No Gift 挑戦なきところにタナボタなし!みたいな。あ、下のリンク、スペル間違ってるわ(笑)
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