古屋悟司

人気の花屋「ゲキハナ」を運営。1973年生まれ
2004年順調だった営業マンを辞め、
たった1ヶ月の研修ののち、花屋を開業。
いきなり閑古鳥が鳴くようになり、
背水の陣でネット販売に着手。
売上はうなぎ上りになったが、
数年後、決算書を見るとずっと赤字だった事に愕然とする。
その後、会計を学んだことをきっかけに、
倒産の危機を乗り越え、V字回復に成功。
以降、黒字を継続中。
現在はゲキハナの運営に加えて、
「furuyasatoshi.com」のサイト運営や
管理会計ソフトの販売を通じて、
小さな会社を中

今まで資金繰り表とかつけてなかったんだけど、やり始めたら「これ、超使えるね!」と思った話。

実際、なーんもしてなかった頃って、月末になって、「ヒーー!こんなに支払いあるのかよ!」みたいなことになっていて、計画すら何もなく、行き当たりばったりでした。

だから、とても月末が怖かったし、給料をスタッフに払う日という感覚しかなく、ちっとも嬉しくなかったわけです。

経営者だってお給料日がワクワクするものになっていいはずだし、そもそも、そこが充実してこそ、「お客さんのために!」と思えるっていうのも、ぶっちゃけありますよね〜?


今まで無計画で、資金繰り表(いわゆるキャッシュフローってやつ)をほぼ見てことなかったんだけど、ちゃんとやり始めたら、「超絶これ使えるじゃん!」と思ったんですよね。


例えばね、こんな風に資金繰りの計画を立てていくと、どこで資金ショートするかがわかるようになります。大げさにわかりやすく書いている資金繰り表のサンプルなので、0円の月があるのは目をつぶってちょうだいね。

残高だけ見ていくと、4月に底をつき、5月に資金ショートして、7月いっぱいお金が足りない状態が続くという状況です。

支払いが入金より多いのは、理由としては赤字、もしくは、投資をする予定が入っているから。

でも、8月からはなんとか資金が回り始めるという、そういう資金繰り表の一例です。


で、これが1月の段階から分かっていれば、資金ショートを回避する方法を、考えることができるわけですよね?


回避の方法は3通りしかないです。(もっとあったら教えてね!)

①どっかから借りて来るか

②何かを節約するか

③利益をもっと出すか


今回は、借り入れするってことで、ショートするタイミングを回避すると、どんな資金繰り表に変化するかを書いてみました。

5月に銀行さんから300万円を調達できれば、6月の残高も7月の残高もしっかり資金がある状態で、全く心配なくなるという結果に。 ※( )カッコ内が借り入れした際の残高

12月くらいまでに一括返済する短期の借り入れで賄ってもいいし、借り方は自由だと思いますけど、僕なら短期で年末までに返すかな〜。


お金が足りてるっていうのは、ほんと素晴らしいなと思うんですけど、一番大きな効果って、精神衛生上、ドキドキしなくて済む。気持ちにゆとりが生まれることじゃないですかね。

あとは、お金が足りない状態の時って、気持ち的に攻めれない。守りに入っちゃう感じなので、僕の場合は、その期間を我慢の月に位置づけちゃったりします。


でも、借り入れして、きちんと計画的に返済をしていくことで、気持ちにゆとりがある中で仕事ができるのって、とても楽ですよ。ほんと楽しく仕事ができる。

余計な不安は持たなくて良いのが、とても良いですね。


あ、不安の正体って、「まだ起きていない事」に対してってことが多いので、不安がる要素は全部抜いておいた方がラク!!


9月23日に、北海道で資金繰りを中心としたセミナーをやります。

全て実体験で語られる半日なので、これは意外と貴重な話が聞けますよ!

古屋悟司の気づきと備忘録

管理会計とマーケティング。 商売している目線で見た気づきを共有します。

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