古屋悟司

人気の花屋「ゲキハナ」を運営。1973年生まれ
2004年順調だった営業マンを辞め、
たった1ヶ月の研修ののち、花屋を開業。
いきなり閑古鳥が鳴くようになり、
背水の陣でネット販売に着手。
売上はうなぎ上りになったが、
数年後、決算書を見るとずっと赤字だった事に愕然とする。
その後、会計を学んだことをきっかけに、
倒産の危機を乗り越え、V字回復に成功。
以降、黒字を継続中。
現在はゲキハナの運営に加えて、
「furuyasatoshi.com」のサイト運営や
管理会計ソフトの販売を通じて、
小さな会社を中

広告をやめると本当に利益が増えるんですか?

「ゲキさん!昨対超えました!」と報告されるとやっぱり嬉しいですね!

「ワークショップ以降、色々考えて、セール時の広告やめたんです。そしたら利益も増えて順調です!」と、どんなことを実践されたのかをひとしきり報告を聞かせてもらって、その吸収力に驚いた。そして、計画もきっちり立てつつ、実行してくれているのが嬉しいですね!


最近、セミナーとか色々な場でお話しさせていただく機会に恵まれているんですけど、単純に広告をやめることが善で、広告を買うことが悪みたいに捉えられてしまうことが多いんですけど、そうじゃないってことがちゃんと伝わっていて、とても嬉しかったんです。


広告をやめることが正しいとも思っていないし、そもそも広告自体は悪いものではないと思っています。そして、むしろうまく使った方が加速装置になると考えてます。

そもそも僕は広告いっぱい買ってたし、それで売り上げを作るのが当たり前だと思っていた時期がありました。でも、単純に「今」の数字を作るためだけの広告には意味がないと気づいたので、それをやめただけの話で、授業料的には数千万突っ込んでたわけで(笑)


利益が上がったと報告してくれた仲間も、単純に広告を辞めただけではなくて、それを補うための施策も、頭を使って色んな試みをしています。そりゃもう、プライシングから集客まで短期間で見直しているので、相当時間を使って頑張って結果を出してくれて、それはそれは嬉しかったわけです。


その場にいた他の友達(利益王と呼ばれている)とも話をしていて意気投合したのは、「ただ、売り上げを上げたいから」という理由だけで広告使っても、だいたい失敗に終わることが多い。「出口がないともったいないよね〜」という話で終始盛り上がったわけで、なんだかコース料理みたいだなと思いました。


話は少し前後して、

ちょうどその日、沖縄から友達が東京に来ていると連絡が入り、急いで有楽町へ。

たまたま昼間から開いていた焼き鳥屋さんに入り、あれこれ注文して最初に出てきた料理が、辛味噌を、茹でたキャベツにつけて食べる料理。


意外と辛めで、胃袋を刺激してくれる味。そしてビール的な飲み物が進む。(僕は飲めないのでノンアルビールだけど(笑))

一番最初に出てきた料理がそれで、このお店よく考えてるなと思った。

↓こんな感じでキャベツは茹でてあるやつ


食欲を誘う料理を前菜的に先に出して、そのあとの焼き鳥が美味しく食べられるように工夫してるなと思ったのね。

その次に出てきたのが、ちょっと味付けが濃いめの焼き鳥。塩とタレを頼んだんだけど、どちらもちょっと濃いめ。ビール的なモノも進めば食欲も出てくる。特に夏の暑い日には、塩分多めがちょっと嬉しかったりもする。


その次に出てきた串モノは少し塩分を控えたもの。

途中で、また辛味が利いているものを織り交ぜて、また刺激してくれる。いやいや、一気に注文した割には、出す順番まで考えられていて、使うお金をマックスに持っていくための工夫がされていた。


知らず知らずにビール的なモノが空になり、お代わりを連発してしまうわけで、食べたり飲んだりしているこちら側も、とても美味しくお代わりをしてしまったのですよ。


本来広告って、お客さんにとっては入り口で、辛味噌をキャベツにつけて食べたら、コップのビール的なモノが一気に空になっちゃうような使い方が良いんだろうなと。

その次に、僕らお店側が、食欲を刺激する、塩味の効いた串を用意できているかどうかが鍵だと思った。


気持ちよく3杯目のビールまで飲めるのか。

気持ちよく3回目の購入までしてしまうか。

最終的に利益がプラスになるのかどうか。


よーく似てる。


きちんとそこまで考えて入口〜出口が用意できているか。

自分を振り返るとまだまだなので、今日はそこをちょっと、会社でゆっくり考えていこうかなと、我が身を振り返りつつ、設計をもう1度見直してみたいなと思いました。



かなり真面目に丸一日かけてやります!↓ ↓ ↓

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