古屋悟司

人気の花屋「ゲキハナ」を運営。1973年生まれ
2004年順調だった営業マンを辞め、
たった1ヶ月の研修ののち、花屋を開業。
いきなり閑古鳥が鳴くようになり、
背水の陣でネット販売に着手。
売上はうなぎ上りになったが、
数年後、決算書を見るとずっと赤字だった事に愕然とする。
その後、会計を学んだことをきっかけに、
倒産の危機を乗り越え、V字回復に成功。
以降、黒字を継続中。
現在はゲキハナの運営に加えて、
「furuyasatoshi.com」のサイト運営や
管理会計ソフトの販売を通じて、
小さな会社を中

支払いを遅延しながらごまかしてたら、こんなんなりました。(僕の場合)

今電車に乗っているんですけど、右からはフライドチキンの香り。左からはビールの香り。

金曜日ですねぇ。

支払いが滞ったとか、よく聞きますけど、滞って大丈夫なの?とか、どうやって滞らせればいいの?とか、どうしても滞っちゃうんだけど、どうしよう!!とか、いろんな状況がありますよね。

本来は、ちゃんと滞らずに払うべきなんですけど、ついつい遅れがちになってしまう支払い。

僕も、同じように、1ヶ月遅れとか、半年遅れで払ったことがあります。
最初はね、バツが悪いから、遅れることは隠したいし、何気なく遅れたことに気づいていないふりをして、サラッと遅れて振り込んだりしてました。

それを繰り返していたら、催促の電話とか、かかってくるようになって来たんですね。
「いつ〜、お支払いできそうですか〜?」

最初はね経理の方だったんですけど、毎回遅れるもんだから、そのうち、経理の偉い人からになり、その後、呼び出しをくらい、その会社の顧問税理士さんと、社長さんとの三者面談までエスカレートしたことがあります。

支払い=約束

この図式が成立しているし、なおかつ

払える=信用ある
遅れる=信用ない
払わない=お客ではない

と、取引先さんの心理も変化してきます。


状況として最悪になった時から、僕の場合はちゃんとするようになりました。何をしたかというと

資金繰り表をきちんとつけて、入出金を管理して、売り上げの予測をしました。
すると、いついくら口座に入っているかがわかるので、「6月ぶんは10月20日に支払える見込みです」と言えるようになりました。

うちは赤字会社でしたので、ない袖はもちろん振れません。だから、事業改善計画書を作り、どんな風に改善しようとしているのか、何年で改善見込みなのかを、お取り引き様に説明をしました。

これを、支払いが遅れたお取り引き様全てに行い(説明の仕方はいろいろ)待っていただくことを了承してもらいました。

その後、数年経ち、その通りに支払いが完了すると、少しずつですが信用を回復できた気がします。(聞いてないので分かりませんが)


銀行さんに関しても、全く同じでした。
社会保険事務所も、税務署も、同じように説明すると、理解を示してくれて、支払い方法を決め、その通りに遅れることなく支払いを重ねました。(ここのやり方の詳細はまた今度で)


支払いって約束なんで、守れない時は、ちゃんとした説明を事前にした方がいいよってお話です。
無くさなくても良い信用を、無くさずにすみますから。

「数字が読めると本当に儲かるんですか?」に詳しく書いてあります!

古屋悟司の気づきと備忘録

管理会計とマーケティング。 商売している目線で見た気づきを共有します。

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