最低賃金が上がりました 〜「社員の給与をどう上げていけば良いのか問題」をチャンスに変えるには?〜
10月1日に地域別最低賃金の改定が行われて、パートさんなどの最低時給が上がりました。
東京だと985円/1h です。時給1000円に迫る勢いですけど、飲食業なんかだと、1000円出しても人が来ないなんてことはザラですよね。
働き方改革も含めて、残業なし、休日増やして、給料を上げていく流れは今後も高まっていくと思います。そんな中で、社員の給与をどうやって上げていこうかと、頭を悩ます経営者の方も多いんじゃないでしょうか。
世の中の流れとしては、バブル期以降の好景気だそうですが、それも一部の業種に集約されている感じがあるので、その恩恵を受けている業種は限られています。普通の小売店は今までと変わらずなところも多いはず。
さらに、原材料費や送料、商品の仕入れ代金も値上がりして、それを販売価格に転嫁できないでいるお店も結構あると思います。
その状況の中で、人件費をさらに上げていくのはきついですよね。原資がある会社の方が少ないというのが現状です。
給料を上げていくことと、商品を値上げすることはとてもよく似ているなと思います。
例えば、商品を単純に値上げすると、売れ行きが鈍ることの方が多いです。だから、会社の利益を圧迫します。
人件費を単純に上げただけだと、やっぱり同じように利益を圧迫してしまうわけです。
上手に商品値上げするには、商品の価値を高めるしかないわけです。ということは、自社の人材の価値が高まらないと給与を上げることはできないですよね。
「そりゃ本人のやる気が・・・。」とか考えてしまうのもわかるのですが、そこをなんとか上手に育てていくのが、経営者や上司の方、僕も含め、いわゆるマネジメントする立場の人の仕事。
せっかくの良い機会なので、社員さんやパートさんのスキルアップややる気アップを引き出して、最終的に会社が増益すれば、給与を高めて上げることは可能です。これをチャンスと捉えるか、問題として捉えるかで大きく変わってくるんじゃないかと思います。
自社の利益をさらに上げるためのチャンスとして捉えて実行していく人と、頭を悩ませる問題がさらに増えたと思う人とでは、行動も結果も変わってくると思うんです。
例えば、問題は最低でも3つあると思います。
1)スキルアップや能力(強み)を引き出すにはどうすれば良いのか?
2)モチベーションを高めるにはどうすれば良いのか?
3)増益するための最短ルートをどう設計すれば良いのか?
さらに困ったことに、すでに最低賃金は上がっているので、上記3つの問題をできるだけ早く解決しなければならないわけですよね。
それをチャンスと捉えれば、こんな風に言い換えられるわけです!
1)スキルアップや能力(強み)を引き出すチャンス!
2)モチベーションを高めるチャンス!
3)増益するための最短ルートをどう設計するチャンス!
全然見え方が違いますよね!
それぞれを説明にするには、結構壮大な内容になりそうなんで、各回に分けて書いていきたいと思います。
簡単にいうと、目標(ゴール)設定のとそのプロセスをどう設定するか問題です。そして、どんな方法を使って、増益やスキルアップを達成していくのか。それがとても大事になると思っています。
今回のゴールは「どう給与を上げていくのか?」という問題なので、今ある現実は「給与が低い」という事実です。そして、そこからいくらに上げていきたいのか?という問いを立てわけです。
その時にルールとして「残業しない」「休日出勤しない」などの縛りがある状態で、何をどうやっていくのかのプロセスを決めていきます。
最終的には、行動計画、実行計画まで落とし込んでいき、みんなで増益を達成できると、経営者も含めハッピーになるというハッピーエンドがあれば最高!
今現在、ノウハウ的な話を一切していないので、ぼんやりとした内容に聞こえるかもしれませんが、やり方自体を次回からは書いていきたいと思います。
問題点のあぶり出しから、実行計画作成までのお手伝いをしています
経営者も含め、社員とともに利益の話ができるようになる会社は強いですよね!
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