初歩の初歩。限界利益「率」の落とし穴
メルカリで不要になったサングラスを売ったんだけどね、希望価格で何も言わずサクッと買ってくれた人がいたのね。
ラッキー!!って思って、発送しようと思ったら・・・。
石垣島・・・・。
うおーーーーーーーい!!!!
サングラスは微妙にネコポスとか使えないんだよ!!送料込みで売ったから、あんまり儲からなーい。あひょーーーー!!!
とまあ、前置きはよしとして、
こんな質問いただきました!
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限界利益率を出すときに、お客さんから送料600円をもらって、
こちらも運送会社に送料600円を払うなら、プラマイゼロじゃないですか?
ってことは、計算に含まなくても良いですよね?
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※限界利益額の計算
「売上 - 仕入れ - 送料 - カード決済手数料などのロイヤリティー - 資材費」
※限界利益率の計算
「限界利益額 ÷ 売上」
計算って、できればなるべく簡単にしたい。作業は少しでも減らしたいと思うのが人のサガ。
なんとなく、肌感覚で、「プラマイゼロなら入れなくてもイイじゃん!」って思いますよね。
はい。
限界利益「額」を計算したいなら、プラマイゼロは打ち消せます。なので、はしょってOKです!
でも、限界利益「率」を出したい時には、これ、はしょれないんですよ。
なんでかっていうと、計算すれわかります。違う答えが出てきちゃう。。。
限界利益「率」を計算する目的って、そもそも、平均的な自社の限界利益率に対して、
アガってんの?サガってんの?多いの?少ないの?儲かる商品なの?儲からない商品なの?
これを判断するために、わざわざ「率」を計算して、イケてるかどうかを判断するわけです。
理屈はとりあえず置いといて、実際に計算してみましょう!
1000円の商品で、仕入れ300円、送料別(600円)。送料はお客さん負担。
計算を簡単に知るために、ロイヤリティーとか資材費はナシという前提ね!
まず、
限界利益「額」=売上 - 仕入れ - 送料
(送料含む)売上はお客さんからも送料もらうので、売上1600円 - 仕入れ300円 - 送料600円=700円
(送料含まない)売上1000円 - 仕入れ300円=700円
はい。どちらも限界利益率は700円でした!!ここまでOK??
じゃあ、限界利益率出しますよ!!
限界利益「率」=限界利益額 ÷ 売上
(送料含む)700円÷1600円=0.4375 限界利益率は約44%
(送料含まない)700円÷1000円=0.7 限界利益率は70%
うおおおおおおおおおおおお!!!!!!
もしも、平均的な自社の限界利益率が35%くらいでさ
送料はイッテコイだから、まー抜いて計算しとこか?って感じで計算してたら
「うおー!ドル箱商品キターーー!!」とか言って、広告かけたり値引きしたりするでしょ?
利益出なくなっちゃうことありますよ?
基本的には限界利益の「額」はめちゃくちゃ大事です!だって、率が良くても額がすくなかったら、給料出せないもんね。
でもね、経営の指標とか、どの商品が利益出しやすいかと考えた時には、限界利益率という指標、めっちゃ大事なんですよ。
で、なんでこんなに数字が変わっちゃうのかというと、分母となる売り上げが違うからです。
みんな、はしょらずに、ちゃんと計算してね!!
基礎からちゃんと学びたい方は、下記のリンクからどうぞ!!
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